ローンが残っている不動産の売却 その2
不動産部前島でございます。
ローンの残債がある戸建やマンションの売却についての続きです。
諸事情により、グレードの高い土地付き戸建住宅を
1年で売却しなければならなくなった方のお話です。
前回、売出価格が高くなってしまったと書きましたが、
なぜかと申しますと、
売主様の立場になって考えますと、
購入後一年での売却では、
ローンがほぼ残っているからでございます。
購入時の価格より、安く売ってしまうと
その分持ち出しになるという現実が待っています。
一年しか経っていないし、
ほぼ新品なのだからというお考えもあると思います。
グレードの高い土地付き戸建住宅だったために、
近隣の一般的な新築土地付き戸建住宅より
高い金額設定の中古住宅が生まれてしまった訳でございます。
敷地がとても広いといった特別の理由があるならば、
まだ良かったのですが、
そのお家の敷地は一般的な大きさのものでした。
一方で、購入者の立場になって考えてみます。
一年しか経っていないといっても中古は中古。
中古なのに、他の土地付き戸建住宅よりも高い。
といった考えになってしまいます。
売る側と買う側の距離、隔たりが
とてつもなくあるといったことになってしまった訳でございます。
次回に続きます。