不動産部前島でございます。
よく行くスーパー銭湯の休憩室に、
ちょっと前の本のベストセラ―がいくつか置いてあります。
お風呂上りに読書することが、最近のお気に入りのわたくし、
読んだ感想をほんの少しだけ、ここで披露させていただきます。
さて、この「スクラップ・アンド・ビルド」ですが、
この”ことば”は日本の戦後の建築事情のことに、しばしば例えられます。
「建てて古くなったら、壊してまた建てればいい」
みたいな感覚ですね。
ですが、今はもうこの考え方から脱却していく方向で、
建築会社である当社としても…
ではなく、本のお話です。
20代後半の主人公、健斗とその祖父のお話です。
仕事を辞め、もう一度再生しようとする者と、
老いていく祖父。
一見、対比のお話かと思いきや、
新たな自分をつくりだそうとしている二人のお話…
のように感じました
ちょっと奥が深い本といえます。
この本を読む前には、ブログに感想を書く際に、
わたくしのおなかもスクラップ・アンド・ビルド!!
みたいな言葉で締めくくろうと思っていましたが、
そんな冗談は言えない気分になる本でございます。